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DVD 林康史 相場で勝つための心理学
林康史
株式会社マックスバリュー
DVD 90分 テキスト付 2000年11月発売
本体 6,364円 税込 7,000円
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相場の読み方・取引の心構え
- 人の心を読む 〜他人の予測を予測する〜
- マクロの予測と心理 〜為替心理説・ケインズの美人投票〜
- ミクロの予測と心理 〜自己の判断と予測〜
- 己を知る 〜心理的バイアス・相場の向き不向き〜
主な収録テーマ
- 為替心理説(アフタリヨン…フランスの経済学者)
- 美人投票のアナロジー(ケインズ……英国の経済学者)
- デルファイ法とコントラリー・オピニオン
- 思考経済の法則
- パレートの法則=「8割2割の法則」
- アッシュの“同調”(ソロモン・アッシュ……米国の心理学者)
- フェスティンガーの“認知的不協和”
- サン・スポット……太陽黒点/マーケットの自己実現性
- 意志決定……順応と集団思考
- 自己実現
- プロスペクト理論(カーネマンとトヴァスキーの実験による)
- 客観的立場
短期売買では心理学の視点は非常に重要である。この分野の研究は、現場の人たちから始まっており、学問の面では金融論とその心理という研究までは進んでいないようだ。
最近「金融リスクと巨額損失」というペーパー(論文)の中で過去10年くらいに起こった大和銀行NYの事件や、商社の銅取引(デリバティブ)事件などに象徴される巨額損失が生じた理由を考察してみた。
すると、そうした会社のリスク体制がいい加減であったから損失が生じたとは限らず、担当者が人間であるということから問題が生じたと思われる事例も多かった。つまり、極めて人間的な部分での管理の失敗が起こっているということで、これは、突きつめると「人間の心理」が事件を引き起こしたということもできる。
インセンティブ(incentive:誘引・動機)の問題もある。それはお金である場合や、昇進である場などがある。従業員が誘惑に駆られて、とんでもないリスクを取ることを「エージェンシー問題」という。大相場を張って、失敗したら解雇されて終わりになるが、うまくいけば夢のような報酬や会社のヒーロー(=取締役)が約束されていたことが、巨額損失につながってしまったともいえる。
<心理学応用のメリット>
人間の「心理」を考えることは、過去の伝統的なテクニカル/ファンダメンタル分析や経験則をある程度説明できるかもしれない。過去の分析法に科学的なメスを入れることができるかもしれないということだ。さらには従来以上の、人間の欠点すらも読み込んで、人間であるかのように予測する人工知能などを作ることができるかもしれない。
また人間の「心理」を勉強することは個人投資家にとっては自己管理の、会社運用者にとっては会社の人的管理の質的向上を図ることによって、リスクを抑え危険を排除することができ、結果的には、損をしない/儲けることにつながる。
講師紹介
林 康史
立正大学経済学部教授/法学修士
大阪大学法学部卒。法学修士(東京大学)。クボタ、住友生命保険、大和証券投資信託、あおぞら銀行(職務経験は、輸出営業、原価管理、為替ディーラー、エコノミスト、ストラテジスト等)を経て、2005年から現職。華東師範大学(客員教授)、一橋大学(非常勤講師)、日本学生支援機構 機関保証制度検証委員会(委員長)等。その他、評論活動等。
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