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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/06 17:57, 提供元: フィスコ 6日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日続伸、石炭株に買い*17:57JST 6日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日続伸、石炭株に買い6日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比16.40ポイント(0.45%)高の3634.00ポイントと3日続伸している。約3年7カ月ぶりの高値水準を連日で切り上げた。 前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が根強いほか、中国景気の減速懸念が後退していることもプラス材料だ。HSBCは最新リポートで、2025年の中国GDP成長率予想を従来の4.5%から4.9%に引き上げた。追加の支援策が打ち出される可能性が高いと分析している。それより先、国際通貨基金(IMF)も7月下旬、中国の25年成長率見通しを上方修正した。米中関係の改善期待も支え。トランプ米大統領は5日、中国との貿易協定締結は近いとしたうえで、合意に達すれば年内に習近平・国家主席と会談すると述べた。 ただ、上値は限定的。米関税政策の警戒感が依然としてくすぶっている。トランプ氏は5日、米CNBCの番組に出演し、「医薬品と半導体に対する分野別関税を1週間以内に発表する」と述べた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、石炭の上げが目立つ。晋能控股山西煤業(601001/SH)が6.6%高、陝西煤業(601225/SH)が5.6%高、中国中煤能源(601898/SH)が2.6%高、エン鉱能源(600188/SH)が2.5%高で引けた。 軍需産業株も物色される。弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が10.0%(ストップ)高、航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)が4.7%高、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)と監視レーダーなど電子機器メーカーの四創電子(600990/SH)がそろって3.5%高、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が3.0%高で取引を終えた。中国海軍とロシア海軍は3日から日本海に艦艇を展開し、5日まで本格的な合同演習を実施。同セクターが注目される一因となった。そのほか海運株、自動車株、石油株、金融株、ハイテク株なども買われている。 半面、医薬株はさえない。健康元薬業集団(600380/SH)が2.4%、海正薬業(600267/SH)が2.0%、華北製薬 (600812/SH)が1.8%、馬応竜薬業(600993/SH)が1.7%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.2%ずつ下落した。公益株、空運株、通信株、不動産株の一角も売られている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.30ポイント(0.11%)高の268.63ポイント、深センB株指数が5.57ポイント(0.43%)高の1304.88ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《AK》 記事一覧 |