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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/10/02 11:01,
提供元: フィスコ
サスメド Research Memo(1):「サスメド 不眠障害用アプリ」の販売開始で2027年6月期は大幅増収を見込む
*11:01JST サスメド Research Memo(1):「サスメド 不眠障害用アプリ」の販売開始で2027年6月期は大幅増収を見込む
■要約
サスメド<4263>は、医薬品及び医療機器に次ぐ第三の治療法として注目されるデジタル治療(Digital Therapeutics、以下、DTx)を開発する研究開発型のベンチャー企業である。
1. DTxプロダクト事業とDTxプラットフォーム事業を展開
同社は事業区分をDTxプロダクト事業及びDTxプラットフォーム事業としている。DTxプロダクト事業では患者・医療従事者向けの治療用アプリを開発している。治療用アプリとは薬剤や医療機器を用いた治療ではなく、患者のスマートフォンにダウンロードされたアプリケーションによる新しいデジタル療法である。DTxプラットフォーム事業では主に臨床試験システムによって製薬企業の臨床試験効率化を支援している。ブロックチェーン技術を活用して製薬企業向けに臨床試験の効率化を支援する臨床試験システムSUSMED SourceDataSync(R)(以下、SUSMED SDS)などを提供し、事業展開が本格化している。
2. 「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」の販売を開始、独占的販売契約終了の影響は軽微
「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」は2026年6月1日付で保険適用となり販売を開始した。不眠障害に対する認知行動療法をベースとする治療コンテンツをプログラム医療機器として提供する。不眠障害に対する治療として国内で初めて公的医療保険が適用される管理医療機器である。1処方当たり9週間の治療により、医療従事者との面談による認知行動療法に近い不眠障害治療の実践が期待できる。なお塩野義製薬との独占的販売契約を終了した。今後は同社が単独で営業活動を行い、収益はロイヤリティー収入ではなく、獲得する収益の全額を同社で製品売上として計上する。独占的販売契約終了の影響としては、同社単独で供給を完結するための体制構築は完了しており、保険収載以降の営業活動はその体制のもとで行っていること、その状況を踏まえた目標数値を設定していることなどから軽微としている。むしろ同社の業績にとっては、獲得する収益の全額を同社で売上計上することのメリットが、契約解消による営業コストの増加等のデメリットを上回る可能性があると弊社では見ている。
3. 2026年6月期はマイルストン収入計上で増収
2026年6月期の業績(非連結)は事業収益が前期比7.4%増の497百万円、営業利益が330百万円の損失(前期は299百万円の損失)、経常利益が325百万円の損失(同294百万円の損失)、当期純利益が382百万円の損失(同298百万円の損失)となった。売上面はDTxプラットフォーム事業が堅調に推移したほか、DTxプロダクト事業におけるマイルストン収入計上も寄与して増収だった。利益面は人件費の増加、「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」の販売開始に伴うプロモーション費用の発生などにより販管費が増加したため、営業損失が拡大した。
4. 2027年6月期は大幅増収見込み
2027年6月期の業績(非連結)は事業収益が前期比68.7%増の838百万円、営業利益が461百万円の損失(前期は330百万円の損失)、経常利益が474百万円の損失(同325百万円の損失)、当期純利益が541百万円の損失(同382百万円の損失)と、大幅な増収を見込んでいる。DTxプロダクト事業では「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」を販売開始し、KPIとして採用医療機関数1,000軒、月間処方数を期末の2027年6月時点で2,000回/月としているほか、パイプライン開発進捗に伴うマイルストン収入も寄与する。DTxプラットフォーム事業ではSUSMED SDS等の運用が堅調に推移する。利益面は営業損失が拡大する見込みだ。開発パイプライン進捗に伴って研究開発費が増加するほか、「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」プロモーション費用の増加、積極採用による人件費増加、本社移転費用の発生などによりコストが増加する。
5. 開発パイプライン拡充やDTxプラットフォーム契約拡大を推進
同社は成長戦略として、DTxプロダクト事業では長期的視点での収益最大化に向けた開発パイプライン件数拡充や臨床試験進捗を、DTxプラットフォーム事業では収益の継続的かつ累積的な増加を実現するための契約件数拡大や新サービス拡充などを推進している。これらを高めるために医療機関・学術研究機関・製薬企業などとの共同研究やアライアンスも推進している。さらにDTxプロダクト事業の海外展開として、法令の有無、保険償還の仕組み、市場規模、競合の有無などの要素を複合的に判断し、進出国を選定する方針だ。
■Key Points
・DTxプロダクト事業とDTxプラットフォーム事業を展開
・「サスメド 不眠障害用アプリ Medcle」の販売を開始
・2026年6月期はマイルストン収入計上で増収
・2027年6月期は大幅増収見込み
・開発パイプライン拡充やDTxプラットフォーム事業の契約拡大を推進
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
《HN》
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