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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/07/27 11:04, 提供元: フィスコ

Aiロボティクス Research Memo(4):「Yunth」など3ブランドを軸に、全国店舗やECで展開

*11:04JST Aiロボティクス Research Memo(4):「Yunth」など3ブランドを軸に、全国店舗やECで展開
■事業概要

3. 販売チャネル
Aiロボティクス<247A>の販売チャネルには、「自社ECサイト販売」「ECモール販売」「店頭卸販売」がある。自社で企画・開発し、OEMに製造委託した商品を、各チャネルを通じて顧客に届ける仕組みである。

2026年3月期における販路別の売上構成比(カッコ内は2025年3月期実績)は、自社ECサイトが48.4%(61.4%)、ECモールが17.6%(27.3%)、店頭卸が34.0%(11.3%)となった。自社EC及びECモールの構成比が低下する一方で、第4四半期から本格化した販売拡大施策により、店頭卸の構成比は大幅に上昇した。店頭卸の売上高は前期比約6.2倍と急成長している。BJCの子会社化に伴い、同社は2027年3月期第2四半期以降に店頭卸の構成比70〜80%を目指すとしている。

(1) 自社ECサイト
自社ECサイトでは、新規顧客の獲得は主にSNS広告を通じて行われ、「SELL」がクリエイティブの最適化や効果予測、広告運用の自動化を担う。これにより、LTV(顧客生涯価値)の向上とCPA(顧客獲得単価)の抑制を両立し、高い広告投資効率を実現している。

また、主力ブランド「Yunth」では、定期購入を中心としたストック型販売スキームを採用している。初回契約時の広告投資はおおむね3ヶ月目までに回収され、4ヶ月目以降は利益が積み上がる高収益モデルである。

(2) ECモール
同社は、楽天市場やAmazonをはじめとする主要ECモールにも自社店舗を展開している。

主力ブランド「Yunth」の「生VC美白美容液」は、「楽天ベストコスメ2024 総合大賞1位」及び「同2025上半期 総合大賞1位」を受賞し、「楽天ベストコスメ2025」にて殿堂入りした。また、美容家電ブランド「Brighte」の「ELEKI BRUSH(エレキブラシ)」もAmazonや楽天のランキングで1位を獲得しており、ECモール内での上位表示が集客に寄与している。

(3) 店頭卸
同社は、販売代理店を通じたドラッグストアやバラエティショップなどの店頭展開を強化しており、オンラインではアプローチしきれない顧客層へのブランド認知拡大を進めている。

2026年3月末時点で取扱店舗数は全国約1万7,500店舗に達した。「Yunth」の化粧品は、LOFT、PLAZA、shop in、HANDSなど主要バラエティショップに導入され、店頭でも高い販売実績を示している。また、「Brighte」の美容家電は、ヨドバシカメラやビックカメラなど家電量販店を通じた取り扱いが拡大している。さらに、2027年3月期からは、BJCの子会社化により全国約4万店の美容サロンが新たな販路として加わった。

4. 展開ブランド・商品
同社のブランドは、スキンケアブランド「Yunth」、美容家電ブランド「Brighte」、ヘアケアブランド「Straine」の3つであり、これらを中心にラインナップの拡充を進めている。さらに、BJCは高機能スキンケアブランド「SPICARE」と、まつ毛美容液「Lashaddict(ラッシュアディクト)」や美容リップ「Lipaddict(リップアディクト)」を擁する「soaddicted(ソーアディクテッド)」の2ブランドを展開している。

(1)「Yunth」
「Yunth」は、2021年10月に立ち上げたスキンケアブランドであり、日常的に使える高機能基礎化粧品を提供している。継続的な商品開発により、ラインナップを拡大している。主力商品の「生VC美白美容液」は、美白効果が認められるアスコルビン酸(ビタミンC)を高濃度配合し、1回使い切りの個包装により酸化を防ぐなど、成分の安定性と鮮度を保つ設計が特徴である。SNS等を中心とした認知度の広がりも追い風となり、2026年3月時点で累計出荷数は500万個を超えた。また、2026年4月に発売した「Yunth」生美容液成分配合のシートマスク「Pure Mask」シリーズは初動売上が好調に推移し、市場でのシェアを拡大している。

(2)「Brighte」
2024年2月に立ち上げた「Brighte」は、同社の美容家電市場への参入契機となった中価格帯ブランドである。視認性の高いパッケージデザインに加え、家庭用美容機器としての機能性と操作性を重視した製品設計が特徴である。立ち上げ時には「ELEKI LIFT」「ELEKI BRUSH」の2機種の美顔器を展開し、後者は機能強化版の「ELEKI BRUSH+」へアップグレードした。さらに、2025年3月には、美容成分を含んだミストの噴霧機能を搭載した次世代型ドライヤー「SHOWER DRYER」を発売したほか、2026年1月には3Dシルクパネル搭載ストレートヘアアイロン「3D SILK STRAIGHT IRON」を投入し、ラインナップを急速に拡充している。

(3)「Straine」
「Straine」は、2025年6月に立ち上げた「ストレート処方」に特化したヘアケア領域の高機能ブランドである。同社によると世界初となるストレートシルクケア成分を独自配合した「ストレートシャンプー」「ストレートトリートメント」「ストレートヘアオイル」の3アイテムを展開している。SNS上で美容感度の高いユーザー層の支持を集め、発売直後から高い売上初速を示した。これは、「Yunth」や「Brighte」の運営で蓄積されたマーケティングデータや広告クリエイティブ最適化ノウハウを初動から活用し、CPAを抑えながらターゲット層へ効率的にリーチできたためと考えられる。

2025年6月から全国のバラエティストア、同年7月から全国のドラッグストアで順次販売を開始し、リアル店舗への配荷も進んでいる。店頭卸への構造転換を進める同社において、「Yunth」に次ぐ第2の成長ドライバーとして期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)


《HN》

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