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フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/03/12 12:09, 提供元: フィスコ セキュア Research Memo(9):AI実装を強化しサービス拡大により、「AI STORE」事業の収益化を本格化*12:09JST セキュア Research Memo(9):AI実装を強化しサービス拡大により、「AI STORE」事業の収益化を本格化■セキュア<4264>の成長戦略 今後の成長イメージとして、「事業基盤構築」「AI実装を強化したサービスによる拡大」「新規事業・海外展開での拡大」の3つのステージを設定し、企業価値の最大化を目指す。「事業基盤構築」ステージではセキュリティソリューション事業で基盤固めを行う。「AI実装を強化したサービスによる拡大」ステージではSaaS型ソリューションやAI技術を活用した新規ビジネスで成長を加速させる。「AI STORE」事業を本格化する現在はこのステージに当たる。「新規事業・海外展開での拡大」のステージでは、既存サービスや「AI STORE」事業の拡大に加え、ICTを活用して新たな価値創造を目指す都市構想であるスマートシティやスマートビルディング関連の事業化や、海外事業を収益の柱にすることを目指す。 「AI実装を強化したサービスによる拡大」に関しては、「SECURE AI BOX」のさらなる高度化を図り、監視カメラが捉えた異常行動をAIが認識して工事現場の安全対策や介護施設における入居者の事故防止につながるアラーム動作の機能や、監視カメラとインカム※を連携させて小売店や介護施設の従業員に必要なアラームを伝達する機能などのソリューションを検討中である。また、「AI STORE」事業については本格的な収益化の局面を迎える。これまでの実証実験で得られた知見を踏まえて、小売業界に対する無人化・省力化のソリューション提供をより強めていく。事業展開を進めて収益力を高めつつ、必要な投資を継続することでノウハウの蓄積とさらなるソリューションの高度化を進めていくと考えられる。 ※ インターコミュニケーションシステム(Intercommunication System)の略で、特定の範囲で複数人が同時通信できる無線機器を指す。 成長イメージを実現するため、「パートナーの深掘・発掘+技術力強化」「領域拡大」「AI STORE LAB収益化」の3つの成長戦略を掲げている。「パートナーの深掘・発掘+技術力強化」では、特に既存パートナーの深掘に注力する。2025年12月末現在、オフィスデザイン会社・警備会社・OA機器販売会社等、企業のセキュリティニーズに多く接する業種の有力企業を中心に、200社超のパートナー企業と協力関係にある。案件受注の効率を上げるため、サービスに関する勉強会の開催や、顧客交渉で成功を収める方法論等のナレッジ共有を進めており、同社にとっては中小型案件獲得のパイプとして強化している。並行して「技術力強化」のため、人材開発センターや「Security System Lab」を活用した人材教育による技術力の高度化や、ジェイ・ティー・エヌとの協業による工事施工管理技術の向上、メディアシステムとの協業による事業拠点拡大や官公庁向けビジネスも推進する。 「領域拡大」では顧客基盤の拡大を目指し、大型案件を抱えるデータセンターや物流施設、フィットネス施設などの新規開拓に加え、既存領域である小売業や一般住宅、建設業の深掘を進める。これらの業種を受注拡大が見込める領域と捉えており、同社ビジネスに関するナレッジや理解を有し、かつこれら業種との有力なパイプを持つパートナー企業との協業により、攻略を進める。 「AI STORE LAB収益化」については、既述のとおり、過去4拠点での「AI STORE」の実証実験を経て、ソフトウェア面の精度はほぼ完成に近づいた状況で、実用化の目途は立っているようだ。今後の具体的な事業展開については同社の発表を待つことになるが、足元で注力している、小売業の人手不足解消につながるソリューションからの貢献を期待したい。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一) 《HN》 記事一覧 |