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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/11 13:04, 提供元: フィスコ 電算システムHD Research Memo(4):「情報サービス事業」と「収納代行サービス事業」を展開(3)*13:04JST 電算システムHD Research Memo(4):「情報サービス事業」と「収納代行サービス事業」を展開(3)■電算システムホールディングス<4072>の会社概要 (2) ソフトテックス 歯科医院向けパッケージソフトの開発・販売、医療向けシステムの販売、情報処理サービス(データ入力)業務を中心に事業を展開している。「DENTALQueen(歯科電子カルテシステム)」は、患者登録、カルテ入力、処方箋発行、薬剤情報発行といった日常業務やレセプトチェックリスト、診療月報などの月次処理のほか、患者口腔情報、問診表作成・管理などの患者管理や補綴物維持管理お知らせ表、クレジット支払明細票といった補助機能など、様々な機能を併せ持つ。このほか、保育園の業務を「楽しく」「楽(らく)」にすることをコンセプトに開発されたICT商品として、保育システム「園楽」を開発・販売し、サポートも行っている。登降園受付(ICタグ、ICカード、画面タッチ)、園児在園状況管理、園児及び世帯情報管理、日々の記録管理(日誌・児童表作成、週案、午睡記録、検温記録)、成長経過管理(発達の記録作成、身体測定、内科・歯科健診)、指導計画管理(年案、月案、個別計画)、保育要録管理、園内掲示板など、様々な機能を持つ。 (3) DSKペイメント システム開発・保守運用・技術支援、債権保証型後払い決済事業を展開している。2024年5月にDSテクノロジーズからDSKペイメントへ商号変更した。それに合わせてシステム開発・保守運用・技術支援等は、電算システムに移管した。債権保証型後払い決済事業を中心に新領域(マーケット、サービス、パートナーシップ等)におけるデジタル決済の強力な拡大を図る。債権保証型後払いサービス「DSK後払い」においては、電算システムの収納代行サービスと連携して、債権保証サービスを提供している。決済サービスプラットフォーム「TREE PAYMENT」では、100%入金保証型口座振替サービスをはじめ、2024年3月からは住友生命保険(相)でのキャッシュレスの保険料払い込みに対応したほか、2025年に発表した「TREE PAYMENT」の特許登録完了により、希望決済手段の選択や二重支払い防止機能等の優位性を確立した。2017年より開始したコンビニ電子バーコード決済ソリューション「PAYSLE」に関しても、2025年に入り「校納金の集金代行サービス」で採用されるなど取引先の裾野は広がっている。 (4) ガーデンネットワーク ガソリンスタンドのほか石油関連事業者向け情報処理サービス、システム開発・販売、クレジット処理サービスを提供している。ガソリンスタンド向け共同利用型業務サービス「Garden-SS」は、ガソリンスタンドのPOSデータを基に請求書発行代行をはじめ、販売、在庫、債権、会計管理などバックオフィス業務をトータルでサポートする。また、LPガス事業者向け販売・業務管理システム「GAS-X」は、導入も手軽なASP(アプリケーションサービスプロバイダ)方式を採用しており、インターネットを通じて各種機能を提供する仕組みである。 (5) ゴーガ 「Google Maps API」日本初の開発パートナーであるゴーガは、「Google Maps Platform」を活用し、地図ソリューションに特化したシステム開発・サービス運営を行っている。Google Maps Platformは、地図表示、ストリートビューの表示、最短ルートや移動距離、所要時間の検索、現在地や指定した場所の詳細情報の表示など、1契約で複数のAPIが利用できる。なお、位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「GOGA GIS」では、最新の位置情報ビッグデータを搭載したマップ上で、自社データをはじめ、様々なデータを閲覧・管理できる。2024年7月に提供開始した、配達員の現在地をGoogleマップ上に表示してリアルタイムで配達予定時刻等を確認できる「GOGA Tracker for Delivery」のほか、2025年2月にはソフトバンク<9434>等と協業し、出店戦略ソリューションに向け、売上予測や立地評価のための道路通行量等データを可視化するダッシュボードを構築した。 (6) ピーエスアイ 最先端の情報セキュリティ製品の輸入販売と技術サポートを展開している。1994年にIT関連製品の輸入・販売及び技術サポートを兼ね備えた会社として設立され、主に米国の最先端のコンピュータ・ネットワーク関連製品や情報通信セキュリティ関連製品のディストリビューションと技術サポートを提供している。ネクスト・ジェネレーション・ファイアウォール(NGFW)製品、クラウドサンドボックス、DDoS対策製品を中核に、外部からの悪質な攻撃の防御や情報漏洩を防御するソリューションを提供している。また、内部ネットワークに侵入するサイバー攻撃や内部不正からの情報漏洩などの脅威対策として、AIによる機械学習と数学理論を駆使し、脅威の予兆を検知してインシデントを未然に防ぐ新たなソリューションを提供している。 (7) マイクロリサーチ 自社ブランドのIoTゲートウェイ製品の設計開発・販売、カスタマイズ製品、OEM/ODM製品の開発・販売と、「Universal Gateway」を強みに通信機器の基盤を開発している。同社は2021年7月にアライアンス強化のため100%子会社化したが、2025年8月に経営戦略の見直しに伴い全株式を譲渡し、同社グループから切り離した。 (8) システムエンジニアリング 地元・高山市に根ざした都市型の本格ソフトウェア開発会社である。社内ネットワーク・企業間ネットワークの導入を支援するほか、システムインテグレーターとしてハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク環境・顧客用に開発したアプリケーションのすべてを提案・提供し、主に飛騨地域の情報化促進に貢献している。 (9) CMC コンサルティングをベースとした、SIソリューション、iSystemソリューション、ネットワーク設計・運用、Webソリューション等を手掛けている。創業以来約30年にわたり、岐阜県地域の主要企業をはじめとする企業の、課題を解決するためのシステム開発・運用保守、特に会計システムを中心とした業務システムの導入支援、レガシーシステムのメンテナンス対応及びオリジナル勤怠管理システム「TaskCal」の販売など、多くの実績を積み上げている。2022年3月に同社の100%子会社となった。 (10) 十六電算デジタルサービス(JDDS) 2022年3月、十六FGの子会社である十六コンピュータサービス(株)を同社との合弁会社とし、商号を「十六電算デジタルサービス」に変更のうえ事業を開始した。同社のソリューション提案力と十六FGの営業地域における基盤・ネットワークを融合し、地域企業や行政のDXの推進と高度化に貢献している。運営する集金代行のJCSネットでは、パソコンから24時間利用できる「JCSネットWEBサービス」のほか、Webで操作するだけで即時に口座振替の手続きが完了する「WEB口座振替受付サービス」を提供しており、2025年4月には導入費用や月額手数料が無料の「WEB口座振替受付ライトサービス」をリリースし、顧客の心理的ハードルを下げた。また、同年6月にはリニア中央新幹線開通を見据えたまちづくり等を支援するため、岐阜県恵那市等と連携協定を締結し、スタートアップも含めDX分野で連携強化を図り、地域産業の活性化に貢献する。 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一) 《HN》 記事一覧 |