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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/08/21 13:01,
提供元: フィスコ
ミダックHD Research Memo(1):2026年3月期も増収増益・過去最高予想で収益拡大基調
*13:01JST ミダックHD Research Memo(1):2026年3月期も増収増益・過去最高予想で収益拡大基調
■要約
ミダックホールディングス<6564>は、廃棄物の適正処理を通じて循環型社会の確立を目指す企業集団の純粋持株会社である。かけがえのない地球を美しいまま次代に渡すことを使命とし、その前線を担う環境創造集団を目指して、事業者の廃棄物処理・管理等に関するソリューション事業を展開している。
1. 収集運搬〜中間処理〜最終処分の一貫処理体制が特徴・強み、利益率の高い収益構造
同社は事業区分を廃棄物処分事業、収集運搬事業、仲介管理事業、その他としている。廃棄物処分事業は、事業者から排出される廃棄物を、自社施設で中間処理(焼却、破砕、水処理、コンクリート固化など)及び最終処分する廃棄物処理サービスである。収集運搬事業は、事業者から排出される廃棄物を回収し、処理場まで運搬するサービスである。仲介管理事業は、自社処理が困難な廃棄物等を自社以外の処理業者へ紹介するサービスである。その他は砕石製造・残土処分事業等である。同社の特徴・強みとしては、収集運搬から中間処理・最終処分までを請け負う一貫処理体制を構築していることがある。この結果、極めて利益率の高い収益構造となっている。
2. 2025年3月期は上方修正値を上回る大幅増収増益で着地
2025年3月期の連結業績は売上高が前期比14.2%増の10,905百万円、営業利益が同28.1%増の4,534百万円、経常利益が同31.8%増の4,450百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同50.1%増の2,862百万円となった。前回予想(2025年2月14日付の上方修正値)を上回る大幅増収増益で着地した。旺盛な埋め立て需要を背景に廃棄物処分事業において奥山の杜クリーンセンターへの廃棄物搬入量が順調に増加したほか、収集運搬事業における(株)フレンドサニタリーの通期連結も寄与した。この結果、営業利益率は同4.5ポイント上昇して41.6%、経常利益率は同5.4ポイント上昇して40.8%となり、高収益化が一段と進展した。
3. 2026年3月期も増収増益・過去最高予想で収益拡大基調
2026年3月期の連結業績予想は売上高が前期比6.5%増の11,617百万円、営業利益が同5.7%増の4,792百万円、経常利益が同5.6%増の4,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.4%増の2,930百万円としている。増収増益・過去最高予想で、収益拡大基調である。奥山の杜クリーンセンターにおける廃棄物受託量増加がけん引する。半期別に見ると稼働日数の関係で第2四半期の構成比が低い季節要因があるため下期偏重の計画である。2026年3月期はフレンドサニタリーの通期連結効果が一巡するため前期に比べて伸び率が鈍化するものの、高収益の最終処分において廃棄物受託量が奥山の杜クリーンセンターを中心に増加基調であること、焼却処理施設の前期の大規模定期修繕の影響が一巡することなどを勘案すれば、引き続き好業績が期待できると弊社では考えている。
4. 第1次中期経営計画の進捗は順調
同社は2022年6月に10年ビジョン「Challenge 80th」を策定し、第1次中期経営計画期間(2023年3月期〜2027年3月期)を成長加速のための基盤づくりのステージ、第2次中期経営計画期間(2028年3月期〜2032年3月期)を成長加速による業界屈指の地位確立のステージと位置付けている。業績目標数値には、第1次中期経営計画最終年度2027年3月期(M&Aを除きオーガニック成長のみ)の売上高100億円、経常利益50億円を掲げている。なお2025年3月期時点でオーガニック成長のみの売上高は9,421百万円、経常利益は3,915百万円となっており、2027年3月期の目標達成に向けて順調に推移している。「Challenge 80th」最終年度2032年3月期(M&Aを含む)では売上高400億円、経常利益120億円を掲げている。事業戦略として3つの管理型最終処分場の開発計画を公表している。また支援型M&Aのビジネスモデルを確立し投資に注力していくことで市場規模の大きい関東エリアへの積極展開、それによる高い利益率を維持しながらの規模拡大を目指す。なお2025年3月期のオーガニック成長のみの売上高は94億円、経常利益は39億円となった。2027年3月期目標の達成に向けて、進捗状況は極めて順調と言えるだろう。
■Key Points
・収集運搬〜中間処理〜最終処分の一貫処理体制が特徴・強み、利益率の高い収益構造
・2025年3月期は上方修正値を上回る大幅増収増益で着地。2026年3月期も増収増益・過去最高予想で収益拡大基調
・高い利益率を維持しながら規模拡大を目指す。第1次中期経営計画の進捗は順調
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
《HN》
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