携帯版 |
![]() |
![]() |
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/07/23 11:43, 提供元: フィスコ 株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(3)*11:43JST 株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(3)Gunosy<6047> このスライドは、本日の中でも最も重要なトピックのひとつです。 今期より、当社グループ全体の事業ポートフォリオを再定義し、「コアキャッシュ領域」「C/F積み上げ型M&A領域」「高成長オプション領域」の3つに区分しました。 まず、「コアキャッシュ領域」は、既存事業であるメディアおよびゲームエイトを中心とする、安定的なキャッシュ・フローの源泉となる領域です。 次に、「C/F積み上げ型M&A領域」では、Gホールディングスのような黒字企業に対して、当社の経営資源を投入することで、キャッシュ・フローの拡大およびROIC(投下資本利益率)の向上を図ります。 そして、「高成長オプション領域」では、slice、G8-SC事業、IR Hubなど、将来の成長ポテンシャルを見据えた事業に対して、一定のリスクを取りながら積極的に投資を行っていきます。 このように、安定と成長の両輪を持った事業ポートフォリオを構築することで、株主価値の継続的な向上を目指してまいります。 こちらのスライドでは、従来のポートフォリオ区分と新たなポートフォリオ区分を対応させながら、各事業の再マッピングを行っています。 それぞれの事業がグループ内でどのような役割を果たすかを明確化し、キャッシュ創出力を軸にグループ経営の実行力を一層高めていく方針です。 「コアキャッシュ領域」で生み出される安定的な利益は、新規事業領域への成長投資や資本還元の原資として活用していきます。 「C/F積上げ型M&A領域」では、複数の観点から投資先企業を支援し、再現性の高い形で企業価値の向上を図ります。 また、「高成長オプション領域」では、将来の大きなリターンを見据えた投資を進めており、長期的な企業価値の最大化を目指してまいります。 こちらのスライドは、各ポートフォリオごとの将来キャッシュ・フローの想定を示した図になっています。 コアキャッシュ領域での安定的なキャッシュ・フロー創出に加え、M&Aの成果によってEBITDAを拡大し、そこから得られるキャッシュ・フローを高成長領域への再投資および株主還元の強化に充てていく構造です。このような循環型のモデルを着実に回していくことで、当社グループとして持続的な企業価値の成長を実現してまいります。 こちらは、当社の資本投下の方針と株主還元戦略を示したスライドです。 左側に記載の通り、当社のバランスシート上の総資産は合計で約120億円となっており、これを活用して各領域へ資本を投下していく計画です。 安定的な配当については、DOE4%水準の維持を基本としつつ、将来的にはDOE5%水準での還元を目指してまいります。また、自己株式の取得についても柔軟に活用していきたいと考えています。 加えて、投資の成果に対しては、原則として実現利益の20%超を株主還元に充てる方針です。各領域ごとに投資計画と資本効率の指標を明確に設定し、資本配分とリターンの最大化を両立するグループ経営を推進してまいります。 26年5月期のポートフォリオ戦略についてご説明いたします。 まず、コアキャッシュ領域、こちらはメディア事業を中心とした部分になりますが、引き続き安定的な収益の創出に取り組んでまいります。また、C/F積み上げ型のM&Aについては、Gホールディングスに続く新たな案件の実行に加え、買収後のPMI(統合プロセス)を着実に進めていくことが、今期の重点テーマのひとつとなります。 さらに、高成長オプション領域では、インドのsliceの成長支援や、SC事業におけるGMV拡大に本気で取り組んでまいります。特に、今後の成長をけん引する領域として、しっかり注力してまいります。 株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(4)に続く 《MY》 記事一覧 |