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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/07/02 08:37, 提供元: フィスコ 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは400ドル高、大型減税案の上院可決を好感*08:37JST 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは400ドル高、大型減税案の上院可決を好感■NY株式:NYダウは400ドル高、大型減税案の上院可決を好感 米国株式市場はまちまち。ダウ平均は400.17ドル高の44494.94ドル、ナスダックは166.84ポイント安の20202.89で取引を終了した。 連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げに慎重な姿勢を再表明したため利下げ期待の後退で、寄り付き後、まちまち。長期金利の上昇に連れ、相場は売りが先行した。その後、ISM製造業やJOLT求人件数が予想を上回ると成長継続を期待した買いにダウは上昇に転じた。上院がトランプ大統領の大型減税案連邦案を可決するとダウは続伸。ナスダックは金利高やエヌビディア(NVDA)などの下落に押され、一段安となり、まちまちで終了。セクター別では耐久消費財・アパレルが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。 住宅建設会社のDRホートン(DHI)やレナー(LEN)は金利先安観に伴う売上増期待に、それぞれ上昇。バイオのアムジェン(AMGN)は開発中の胃癌治療「ベマリツズマブ」を巡る第3段階目治験の良好な結果が好感され、上昇。管理医療会社のヘルスケアのユナイテッド・ヘルス(UNH)はメモリアル・スローンケタリング・がんセンターと契約を巡る問題の解決を発表し、上昇。 ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は模倣品販売と主張し、会員制倉庫型卸売・小売り会社のコストコ(COST)を提訴し、上昇。コストコ(COST)は下落した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は最高経営責任者(CEO)のマスク氏が大型減税を巡り政府を批判、再び優遇措置の撤廃などが警戒され、下落。サラダレストランチェーンのスウィートグリーン(SL)は、アナリストが投資判断を引下げ下落した。 パウエル議長はトランプ政権の関税がなければ、さらに利下げしていた可能性があると述べた。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:パウエルFRB議長は利下げに慎重、ドル売り弱まる 1日のニューヨーク外為市場でドル・円は142円68銭へ下落後、143円80銭まで上昇し、143円48銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測を受けたドル売りが加速したのち、予想を上回った米6月ISM製造業景況指数や5月JOLT求人件数の結果や連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げに慎重な姿勢を繰り返し、長期金利上昇に伴うドル買戻しが強まった。また、日銀の植田総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示し円買いが後退。 ユーロ・ドルは1.1816ドルから1.1761ドルまで下落し、1.1803ドルで引けた。ユーロ・円は168円60銭から、169円51銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3760ドルから1.3704ドルまで下落。ドル・スイスは0.7882フランから0.7944フランまで上昇した。 ■NY原油:反発で65.45ドル、ドル安を意識した買いが入る NY原油先物8月限は反発(NYMEX原油8月限終値:65.45 ↑0.34)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.34ドル(+0.52%)の65.45ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.67ドル−65.98ドル。アジア市場で64.67ドルまで下落したが、米国市場の序盤にかけて65.98ドルまで反発。ドル安を意識した買いが入ったようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に65.50ドルを挟んだ水準で推移。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 48.15ドル +0.83ドル(+1.75%) モルガン・スタンレー(MS) 141.07ドル +0.21ドル(+0.14%) ゴールドマン・サックス(GS)706.46ドル -1.29ドル(-0.18%) インテル(INTC) 22.85ドル +0.45ドル(+2.00%) アップル(AAPL) 207.82ドル +2.65ドル(+1.29%) アルファベット(GOOG) 176.91ドル -0.48ドル(-0.27%) メタ(META) 719.22ドル -18.87ドル(-2.55%) キャタピラー(CAT) 390.92ドル +2.71ドル(+0.69%) アルコア(AA) 30.20ドル +0.69ドル(+2.33%) ウォルマート(WMT) 98.24ドル +0.46ドル(+0.47%) 《ST》 記事一覧 |