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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/07/10 16:49, 提供元: フィスコ

10日の中国本土市場概況: 上海総合0.5%高で反発、大型株が相場主導

*16:49JST 10日の中国本土市場概況: 上海総合0.5%高で反発、大型株が相場主導
10日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比16.63ポイント(0.48%)高の3509.68ポイントと反発した。2022年1月以来、約3年半ぶりの高値水準を回復している。


投資家のセンチメントが上向く流れ。中国の政策に対する期待感が根強いほか、中国景気の過度な減速懸念も薄らいでいる。国務院(内閣に相当)は9日、社会保険補助の拡大や、若年失業者への支援など新たな雇用下支え策を発表した。また、中国国家発展改革委員会(発改委)の鄭柵潔・主任は9日の記者会見で、中国の国内総生産(GDP)が2025年に約140兆人民元(約2843兆円、前年比↑3.8%)に達するとの見通しを示している。米関税政策の不透明感や、中国の指標発表を前に朝方は弱含む場面がみられたものの、指数は上げ幅を徐々に広げた。(亜州リサーチ編集部)


銀行・保険、石油など大型株が相場をけん引している。中国工商銀行(601398/SH)が2.9%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.8%高、中国平安保険(601318/SH)が2.2%高、中国石油化工(600028/SH)が1.4%高で引けた。


不動産株も上げが目立つ。緑地HD(600606/SH)が9.9%(ストップ)高、新城控股集団(601155/SH)が7.0%高、信達地産(600657/SH)が5.8%高、金地集団(600383/SH)が4.6%高で取引を終えた。素材株、医薬株、消費関連株、運輸株なども買われている。


半面、軍需産業株の一角は安い。弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が6.2%、監視レーダーなど電子機器メーカーの四創電子(600990/SH)が2.9%、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が1.8%、航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が1.2%、航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)が0.8%ずつ下落した。公益株、自動車株、ハイテク株の一角も売られている。


外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.94ポイント(0.36%)高の261.90ポイント、深センB株指数が4.92ポイント(0.40%)高の1247.86ポイントで引けた。

亜州リサーチ(株)





《CS》

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