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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/07/09 16:50,
提供元: フィスコ
9日の中国本土市場概況: 上海総合0.1%安で5日ぶり反落、銀行株高で下値は限定
*16:50JST 9日の中国本土市場概況: 上海総合0.1%安で5日ぶり反落、銀行株高で下値は限定
9日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比4.43ポイント(0.13%)安の3493.05ポイントと5日ぶりに反落した。
利益確定売りが優勢となる流れ。上海総合指数はこのところ上昇基調を強め、前日は2022年1月以来、約3年半ぶりの高値水準を終値で回復した。中国の政策に対する期待感などで買い先行したものの、上値は重く、引けにかけてマイナスに転じている。米関税政策の不透明感も逆風だ。トランプ米大統領は8日、新たに8月1日から発動するとした関税について、「延長は認められない」と表明。前日7日の延長を示唆する発言を再び撤回した。また、トランプ氏は記者会見で分野別の関税にも言及。銅・銅製品の輸入に50%、医薬品に最大200%の関税を課す考えを明らかにした。一方、外電が報じたところによると、中国は8日、トランプ米政権に対し、8月から自国製品に対する関税を復活させることで貿易摩擦を再燃させないよう警告。米国の関税引き上げをけん制した。状況次第では、米中関係の悪化が進むと警戒されている。
なお、寄り付き直後に発表された6月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でプラス0.1%と前月のマイナス0.1%から上昇に転じたものの、生産者物価指数(PPI)がマイナス3.6%と下落率は前月(3.3%)から拡大した。相場に対する影響は限定されている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテクの下げが目立つ。携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が2.9%安、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が2.5%安、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が1.8%安、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が1.6%安、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が1.2%安で引けた。
非鉄・レアアース、産金株もさえない。洛陽モリブデン(603993/SH)が5.6%、江西銅業(600362/SH)が2.1%、広晟有色金属(600259/SH)が2.8%、中国北方稀土(600111/SH)が1.4%、紫金鉱業集団(601899/SH)が4.6%、山東黄金(600547/SH)が2.5%ずつ下落した。軍需産業株、公益株、不動産株、自動車株なども売られている。
半面、銀行株はしっかり。重慶農村商業銀行(601077/SH)が3.3%、中国農業銀行(601288/SH)が1.3%、中国工商銀行(601398/SH)と中国銀行(601988/SH)がそろって1.2%ずつ上昇した。中国で金利の先安感が強まる中、配当性向の高さが着目されている。医薬株、消費関連株、エネルギー株も買われた。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.16ポイント(0.06%)安の260.97ポイント、深センB株指数が0.76ポイント(0.06%)高の1242.94ポイントで引けた。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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