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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/11/04 11:42, 提供元: フィスコ

アイグリッドソリューションズ Research Memo(2):オンサイトソーラーソリューションを提供

*11:42JST アイグリッドソリューションズ Research Memo(2):オンサイトソーラーソリューションを提供
■会社概要

1. 会社概要
アイ・グリッド・ソリューションズ<603A>は、独自のAI技術を活用した再エネのプラットフォームを強みとする「統合型GX企業」である。具体的には、主としてSM(スーパーマーケット)やGMS(総合スーパー)などの商業施設や物流施設をターゲットに、中小型のオンサイトソーラーソリューションを提供している。また、オンサイトソーラーが発電する電力のうち、施設が消費しきれない余剰電力を活用できることも特徴である。中小型オンサイトソーラーによる再エネは、環境と社会にやさしく、FITに依存しない経済性を備えた電力であり、中小型の非FITオンサイトPPAと余剰電力活用を組み合わせた領域では、独自のポジションを築いているといえる。GXソリューションとエナジートレーディングの2事業を展開しており、GXソリューション事業では、PPAサービス、アライアンスソリューション、インテグレーションサービスの3つのサービスを手掛けている。同社は、AIプラットフォームを中核に、多数の分散された太陽光発電設備と需要家をつなぐ電力ネットワークを構築することで、グリーン・トランスフォーメーション(GX)に伴う大きな事業機会の獲得に挑んでいる。

サービスラインナップが揃ってきた
2. 沿革
2004年にコスト削減に関するソリューションの提供を目的に、前身である(株)コスト削減総合研究所が設立された。2005年にエネルギーマネジメントシステムのサービスを開始してエネルギー関連事業に進出し、2014年に電力小売事業(現 エナジートレーディング事業)を開始、2016年の電力小売全面自由化を経て、2017年にはオンサイトPPA型太陽光発電サービスを開始し、GXソリューション事業の拡大に取り組んだ。2021年に秋田智一(あきた ともかず)氏が代表取締役社長(現任)に就任すると事業展開を加速させ、アライアンス型のPPAやインテグレーションサービス、循環型電力などの新たなサービスを矢継ぎ早に開始し、それぞれ順調に伸ばしている。現在はサービスラインナップが揃ってきたこともあり、成長に向けて事業展開を加速させる局面に入ってきたと考えられる。

グリーンエネルギーがめぐる世界を実現へ
3. 同社のGX
グリーン・トランスフォーメーションとは、使用するエネルギーを旧来の化石燃料から太陽光発電などのグリーンエネルギーに転換することで、温室効果ガスの排出量を削減しつつ企業活動や社会の在り方を変革し、新たな競争力を創出して成長を実現する取り組みである。日本では2050年カーボンニュートラルの実現に向け、社会全体が向き合うべき重要なコンセプトになっている。こうした状況のなかで太陽光発電が伸びるのは必然といえ、なかでも環境負荷の少ないオンサイトソーラーは、環境面と経済性の両面から注目されている。

同社は「グリーンエネルギーがめぐる世界の実現」をビジョンに掲げ、再エネを「創り・使う」「制御する」「送る」「繋ぐ」という4つのアングルからGX推進に取り組んでいる。「創り・使う」は、主に商業施設などを対象にオンサイトソーラーを設置し、オンサイトソーラーが生み出す再エネで当該施設の電力需要の一部を賄い、脱炭素化の促進と電力コストの安定化を実現することを指す。「制御する」は、オンサイトソーラーと併せて蓄電池も設置し、日中に発電した再エネを蓄えてオンサイトソーラーが発電しない時間帯に使用すること(タイムシフト)などで、再エネの効率的な活用やBCP対応など施設の機能強化につなげることである。また、「送る」は、オンサイトソーラーが発電する電力のうち施設が消費しきれない余剰電力をグリーンエネルギーとして他の需要家へ供給すること、「繋ぐ」は、他社が生み出した再エネを同社の需要家ネットワークとつないで活用を促進することである。


■事業概要
不可分の2事業で大きなシナジー
1. 事業セグメント
同社の事業セグメントは、GXソリューション事業とエナジートレーディング事業の2つからなり、GXソリューション事業が「再エネを創り、制御する」機能を、エナジートレーディング事業が「創り・制御した」再エネを含めて電力を「送る」「繋ぐ」機能を果たしている。両事業の機能は相互に不可分で、大きなシナジーを生んでいる。同社の特徴は、こうした再エネの創出・活用・供給を統合的に実現している点にあり、同社を「統合型GX企業」ということができる。また、同社の事業は、顧客である多数の電力需要家層、オンサイトソーラーによる分散型ネットワーク、電力需給を最適化して両者を結び付ける独自のAI技術で構成されており、同社の強みはAIプラットフォーム「R.E.A.L. New Energy Platform」に集約されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)



《HN》

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