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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/06/24 16:53,
提供元: フィスコ
24日の中国本土市場概況: 上海総合1.2%高で続伸、金融株上げ主導
*16:53JST 24日の中国本土市場概況: 上海総合1.2%高で続伸、金融株上げ主導
24日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比38.98ポイント(1.15%)高の3420.57ポイントと続伸した。3月19日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復している。
前日の好地合いを継ぐ流れ。米中の金融緩和期待が引き続き支えとなっている。米金融政策動向に関しては、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事に続き、ボウマン副議長も7月の米利下げを支持する可能性を示唆した。中国では「景気下支えに向け、当局は下半期に金利や預金準備率を引き下げる可能性がある」との見方が広がっている。米国が利下げに動けば、中国も金融緩和しやすくなるとの声も聞かれた。また、中東情勢の安定化期待が高まったこともプラス。トランプ米大統領は日本時間24日午前7時過ぎ、「イランとイスラエルが暫定停戦で合意した」とSNSに投稿した。その後、イスラエル政府はトランプ大統領が提案した停戦案に合意したと発表している。(亜州リサーチ編集部)
金融株が上げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が1.5%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.2%高、中国人寿保険(601628/SH)が3.3%高、中国平安保険(601318/SH)が3.1%高、中国銀河証券(601881/SH)が4.4%高、中信証券(600030/SH)が2.6%高で引けた。
ハイテク株も高い。スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が4.6%、携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が3.6%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.1%、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)と薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)がそろって2.6%ずつ上昇した。消費関連株、自動車株、インフラ関連株、素材株、医薬株、不動産株なども買われている。
半面、エネルギー関連はさえない。中海油田服務(601808/SH)が5.0%、中国海洋石油(600938/SH)が2.0%、中国中煤能源(601898/SH)が1.8%、中国石油天然気(601857/SH)が1.4%ずつ下落した。中東地域の地政学リスクが後退し、原油相場が急落している。タンカーの中遠海運能源運輸(600026/SH)が7.7%安、招商局能源運輸(601872/SH)が5.5%安と値を下げた。海上運賃上昇の思惑がはく落している。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.09ポイント(1.21%)高の257.35ポイント、深センB株指数が17.26ポイント(1.48%)高の1186.09ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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