携帯版 トレーダーズショップへようこそ。 国内送料無料 info@tradersshop.com
題名で    お買い物かごを見る   ご注文状況    ご利用方法  FAQ
このページの携帯版

新着 8月22日更新

■投資戦術

短期売買 デイトレード
スイングトレード
スキャルピング
システム売買
テクニカル
エリオット波動
フィボナッチ
一目均衡表
酒田五法
トレンドフォロー
逆張り
アノマリー 裁量
ファンダメンタル
成長株 決算書 FAI
サヤ取り 資金管理
心理 行動心理学
危機 占星術 格言

■対象市場・商品

オプション 225先物
FX (為替) CFD
商品先物 ゴールド
中国株 海外投資
不動産投資
ポーカー

■人物

相場師朗 石原順
岩本祐介 たけぞう
日経OP売坊
結喜たろう
W・バフェット
W・D・ギャン
B・グレアム
R・A・メリマン
W・J・オニール
ジム・ロジャーズ
ラリー・ウィリアムズ

■製品・サービス

カレンダー
セミナー DVD CD
メタトレーダー (MT4)
ソフトウェア レポート
雑誌 定期購読
小説・読み物
漫画 ゲーム 場帳
オーディオブック
 聞くには
アウトレット 9割引

■その他

新着 初心者向き
信用取引
金融工学
他店で入手困難
ブルベアグッズ

トップページ
電子メール
事務所のご案内
法定表示等
a@panrolling.com

フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/08/21 11:04, 提供元: フィスコ

マクセル Research Memo(4):医療機器用の好調などにより2ケタ営業増益を達成

*11:04JST マクセル Research Memo(4):医療機器用の好調などにより2ケタ営業増益を達成
■マクセル<6810>の業績動向

1. 2025年3月期の業績概要
2025年3月期の業績は、売上高129,806百万円(前期比0.5%増)、営業利益9,318百万円(同15.3%増)、経常利益9,770百万円(同0.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益4,090百万円(同45.8%減)となった。期初計画との比較では、期中に様々な出入りはあったが、売上高で1,806百万円、営業利益で1,318百万円の過達、親会社株主に帰属する当期純利益で1,910百万円の未達となった。なお、対米ドルの平均円レートは153円と8円の円安となった。

世界経済は、米国は堅調、日本国内と欧州は緩やかな回復基調となった一方で、中国経済は低調に推移、新たにトランプ政権による政策転換の動向への注視も必要な状況となった。同社の事業環境は、自動車市場の成長鈍化による一部車載用製品への影響や、半導体関連製品において同社顧客の在庫調整の影響はあったものの、医療機器用など一次電池の需要が順調に拡大、輸出製品については円安が追い風となった。

売上高の増減分析は、リチウムやコバルトなど一部原材料費下落の販売価格への影響による価格差異が-20億円、一次電池や粘着テープ、塗布型セパレータ、健康・理美容製品が増加したものの、二次電池や車載光学部品、半導体関連製品、ライセンス収入が減少したことによる数量差異が-5億円発生した。一方、円安で推移したことによる為替差異が+32億円となった。利益面では、一部原材料費下落による価格差異が-20億円あった一方、二次電池や車載光学部品、半導体関連、ライセンス収入の減少はあったが、一次電池や粘着テープ、健康・理美容製品の増加でカバーし、数量差異は+27億円となった。また、一部原材料費の下落や原価低減、医療機器など高付加価値品の伸長などにより原価差異が+6億円、円安に推移したことによる為替差異が+12億円発生した。販管費で、一部顧客の破産手続きに伴う費用や角形LIB生産終了に伴う営業費用の計上により-13億円の差異が発生したが、売上総利益が増加したため営業利益は2ケタ増を確保することができた。なお、営業外損益で為替の急変によって生じる為替差損益が-13億円となって経常利益はわずかに減益となり、さらに角形LIB生産終了に伴う減損損失と特別退職金を特別損失に計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益の減益幅が広がることとなった。

期初計画との比較では、エネルギーは、車載用が期初計画より受注が多かったことに加え、北米での法制度変更により貼るだけでリアルタイムに計測できる糖尿病患者のCGM(連続式血糖値モニタリング)機器がOTC(店頭販売)で買えるようになったため、医療機器用一次電池の需要が増え、売上高は4,130百万円の過達となった。売上高の過達により角形LIB生産終了に伴う営業費用をカバー、営業利益も1,211百万円の過達となった。機能性部材料は、塗布型セパレータや粘着テープの販売は順調だったが、工業用ゴム製品が想定に届かず、売上高で610百万円、営業利益で434百万円の未達となった。光学・システムは、車載カメラレンズユニットの販売苦戦及び半導体関連の顧客の在庫調整の長期化により、下期を中心に売上高で4,268百万円、営業利益で281百万円の未達となった。ライフソリューションは、北米向けを中心に健康・理美容のOEM製品と電設工具が好調で、売上高で2,554百万円、営業利益で822百万円の過達となった。この結果、売上高と営業利益は過達となったが、角形LIB生産終了に伴う特別損失計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は未達となった。


一次電池や粘着テープ、塗布型セパレータなどの好調でカバー

2. セグメント別業績概要
セグメント別の業績は、エネルギーが売上高36,630百万円(前期比4.7%増)、営業利益1,911百万円(同279.2%増)、機能性部材料が売上高31,790百万円(同5.5%増)、営業利益1,166百万円(同13.6%減)、光学・システムが売上高35,932百万円(同13.1%減)、営業利益4,419百万円(同21.2%減)、ライフソリューションが売上高25,454百万円(同12.4%増)、営業利益1,822百万円(同192.5%増)となった。

エネルギーの売上高は、ポートフォリオ改革として角形LIBの生産終了を決定した二次電池が想定の範囲内で減収となったが、堅調な車載用や市場拡大の進む医療機器用など一次電池の増収によりカバー、営業利益は、角形LIBの生産終了に伴う営業費用計上による二次電池の減益を、販売増や操業度改善、円安などを背景とする一次電池の増益でカバーした。なお、角形LIBの生産を終了したのは、小型の民生用の市場においてラミネート形LIBへの代替が進んだことが要因で、一方期待の全固体電池は、FA機器メーカー(ロボットの関節)や牛丼チェーン吉野家(品質管理センサー)、海外医療機器メーカー(滅菌処理)などに向け量産を既に開始しているが業績的な貢献はまだ先になるようで、このため二次電池全体で端境期となった。ただし、全固体電池は長寿命や温度耐性、加工の自由度など高機能性及び安全性の観点から、従来の電池では叶えられなかった領域での利用も想定されており、次期中期経営計画では業績への貢献や利用の拡大に期待したい。

機能性部材料の売上高は、粘着テープが建築・建材用、半導体製造工程用を中心に好調に推移して増収、産業用部材は工業用ゴム製品が販売苦戦するも塗布型セパレータがカバーして増収となった。しかし営業利益は、塗布型セパレータは好調だったものの、粘着テープが開発費の一時的な増加により減益、工業用ゴム製品も減益となった。光学・システムの売上高は、車載光学部品が車載カメラレンズユニットの販売減により減収、半導体関連は顧客の在庫調整により減収、ライセンス収入は前年度の一過性売上の影響により減収となった。営業利益は、車載光学部品が車載カメラレンズユニットの販売減により減益、半導体関連は減収により減益、ライセンス収入は順調に推移したものの前期に発生した一過性売上がなくなったため減益となった。ライフソリューションの売上高は、健康・理美容のOEM製品が引き続き好調に推移して増収、営業利益は、前期に実施した事業改革効果に加え健康・理美容製品の増収により増益となった。なお、エリア別では、医療機器用一次電池や健康・理美容が好調だった米国が0.1%増収、車載カメラレンズユニット、一次電池が厳しかった欧州が22.2%減収、粘着テープや車載カメラレンズユニット、一次電池が好調のアジア他が25.5%増収、国内が5.0%減収であった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)


《HN》

記事一覧

  • 2025/08/23 17:59:来週の相場で注目すべき3つのポイント:米エヌビディア決算、東京CPI、米PCEコア価格指数
  • 2025/08/23 17:00:株ブロガー・さなさえ:ステーブルコインへ思惑動く!わたしが気になる注目株はコレでっす♪【FISCOソーシャルレポーター】
  • 2025/08/23 14:12:国内外の注目経済指標:4-6月期米GDP改定値は上方修正の可能性
  • 2025/08/23 14:10:為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、インフレ関連指標が手掛かり材料に
  • 2025/08/23 14:08:新興市場見通し:ステーブルコイン関連銘柄への物色の広がりに注目
  • 2025/08/23 14:07:米国株式市場見通し:エヌビディア決算後の出尽くし感の有無が注目点に
  • 2025/08/23 14:05:国内株式市場見通し:エヌビディア決算がハイテク株の出尽くしにつながるか否かに注目
  • 2025/08/23 13:58:英ポンド週間見通し:上げ渋りか、国内経済の不確実性残る
  • 2025/08/23 13:56:豪ドル週間見通し:下げ渋りか、インフレ見通しは安定的
  • 2025/08/23 13:55:ユーロ週間見通し:下げ渋り、ユーロ圏8月総合PMIは3カ月連続で改善
  • 2025/08/23 13:54:国内外の注目経済指標:4-6月期米GDP改定値は上方修正の可能性
  • 2025/08/23 13:52:為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、インフレ関連指標が手掛かり材料に
  • 2025/08/23 13:51:国内株式市場見通し:エヌビディア決算がハイテク株の出尽くしにつながるか否かに注目
  • 2025/08/23 13:50:新興市場見通し:ステーブルコイン関連銘柄への物色の広がりに注目
  • 2025/08/23 13:49:米国株式市場見通し:エヌビディア決算後の出尽くし感の有無が注目点に
  • 2025/08/23 10:00:個人投資家・有限亭玉介:【ジャパンブランド】日経平均が最高値更新で強力トレンドの6銘柄【FISCOソーシャルレポーター】
  • 2025/08/23 09:35:「事実無根の拡散にNO」---クシムが名誉毀損で提訴される
  • 2025/08/23 09:25:「事実無根の拡散にNO」――クシムが名誉毀損で提訴される
  • 2025/08/23 07:47:ADR日本株ランキング〜アドバンテストなど全般買い優勢、シカゴは大阪比395円高の42965円〜
  • 2025/08/23 07:46:22日の米国市場ダイジェスト:NYダウは846ドル高、パウエルFRB議長のハト派転換で利下げ期待高まる
  • ■投資ニュース

  • 2025/08/23 17:59:来週の相場で注目すべき3つのポイント:米エヌビディア決算、東京CPI、米PCEコア価格指数
  • 「バフェット」95歳おめでとうランキング (8/20更新)

    バックナンバー

    億万長者になったバリスタ

    1. 億万長者になったバリスタ
    2. 新 賢明なる投資家【第3版】上
    3. 「恐怖で買って、強欲で売る」短期売買法
    4. チャーリー・マンガーの実践グレアム式バリュー投資法
    5. バフェットからの手紙 第8版


    ■特集

    総合ランキング
    DVDランキング
    オススメの一冊
    無料メールマガジン
    読者の御意見
    用語解説
    投資のススメ
    著者の投資コラム 携帯待受画面
    シカゴ絵日記

    カタログ: PDF (24MB) Updated!
    紙のカタログ請求

    提携プログラム
     ウェブサイト、ブログを
      お持ちの方、紹介料率
      最大20%!


    オーディオブック無料視聴

    Podcast RSS配信

    ポッドキャスティングの受信ソフトにこのバナーのアドレスを登録すると、新しいオーディオブックが更新された時に自動でダウンロードされ、より便利にお楽しみいただけます。このアイコンをiTunesにドラッグ&ドロップすると自動的に登録されます。